会社員時代の思い出 一社目 気合と根性の中の不思議な住人 その②
前回の続きです。
毎月会議の為に東京から大阪にいく上司などをみていると、自分自身も将来をみているようで、なんだか、、、暗い気持ちにもなった。実は一度だけ、当時誰かの給与明細が落ちていて、開いてみたら、グループマネージャのでした。GMでこのくらいか、、、夢も希望もないなと思ったことがあったのです。なので、会社にいる上司、先輩は将来の自分という風に思ってみてください。そうなりたいかどうかで自分の目線で人生が決まる気がします。
ちなみに、私は入社して一週間で人生を変える本に出合ったので、常に心の底ですぐにでも辞めてやる、このままではいけないと想いながら過ごしてきたのだ。
まあ、実際一社目にはまる4年も勤めていましたが。。。。。
たまたま古本屋で見て、偶然見つけた一冊。アマゾンをまだ使用していない時期でしたが、もしアマゾンを使っていたら、このような出会いもなかったのかもしれません。だから本屋さんでも棚を見て、本を探すことはとても大切です。偶然見つけた一冊があなたの人生を変えるかもしれない。
この本を要約すると、
・多くのサラリーマンは知的ブルーカラーであり、これからは知的ホワイトカラーを目指さねばならない。
・タイムカードを忘れよう。
・工業化社会に立ち尽くしたままでは、これから伸びることはない。
・みんなで同じことをしても、いいものは生まれない。事務所にいながら、工場とおなじ働きをしていいのか?!
・向学心を失ってはいけない。
・昨日正しかったことも、明日には絶対ではない。
・就職で親と先生の助言をあてにするな。
これは大前研一さんの99年の著書です。未だに通用する内容ではないでしょうか?
私は2007年に読んだのですが、感動の連続でした。
さて、事業部長が毎週出張で東京にきて、半分以上東京で単身赴任みたいな生活をしているようにも見えた。
この人には、一度理不尽な指摘を受けたことがある。
ある日、私はチェックのシャツにグレーのスーツを着て会社にいき、毎日やる朝会というのに臨みました。しかし、その朝会がおわった直後に上司に呼ばれて、「おい、〇〇事業部長に言われたんだが、そのシャツ、私服!?」
私「いや、普通のワイシャツですが」
上司「いや、その柄はね。。。今すぐ近くのイオン行って買って来いよー」
私「。。。。。。。」
その後、すぐにイオンに行き、泣く泣く白いワイシャツを買いました。
私としては、ギンガムチェックのシャツを着ただけなのに、なんでそこまで、、、、
近くにいる〇木さんも、似たようなシャツ着ているのではないか(もっと細かく、目立たないデザイン?) どうして俺だけw
そんなこともあり、とにかくめちゃくちゃでした。
このブログを書きながら振り返っているうちに、また腹立つ話を思い出した。
当時、しゃべる地球儀という商品が会社で扱うことになりました。
一度学研で取り扱っていた商品ですが、表記問題などがあって、取りやめになり、その後、私がいた会社で問題をクリアにして、再度販売を開始しようとする動きがあったわけです。
さて、当時いた会社(まあ、上に名前がもう出ちゃってますが、、、)は大阪と東京の2か所で東日本、西日本とエリアを分けて担当していたわけですが、私はいち早くネットから新規開拓して、楽天などで見つけたネットショップへ片っ端からメールを送りました。中には送った2分後に、電話かかってきて、「ほしい!!どのくらい確保できる?!」という強烈な販売先もありました。
もちろん、中には関西方面のショップもあり、いざ取引開始しようとすると、大阪の課長が電話かかってきて、「それ、大阪に店があるんやから、こっちがやらねばだめやろ」というわけです。それに対して、「私がネットで見つけたのですが?」というと。「じゃ、うちらもネットで東京の取引探してもええんか?!」と言われる始末です。
私からすると、「探してもいいが、お前らなにも探してないじゃないかよ、一切行動してないよね」と思うわけです。
どうでもいい話ですが、東京展示会を開いたときに、ジャパネットたかたのバイヤーが来たときには、私が地球儀の説明をしました。その後導入が決定(長崎なので、大阪の担当がw)
さて、ここで皆さんもお気づきだと思いますが、インターネット上では場所なんて関係ないし、ネットでいち早く開拓した私がなんで大阪に取引先を取られなきゃならないのか?!従来のやり方でやろうとする会社に成長も未来はない。
毎年モノを作って売っては、大きな飛躍があるわけがない。
ましてや必需品、消耗材などではなく、一度買うとしばらく買わないモノなど、今の時代、そんなに必要ない。
これからはサービスを売らなきゃいけないのに、モノばっかりつくるから停滞してしまうのだ。世界の時価総額ランキングを見れば一目瞭然です。
これは当時いた会社もそうだし、日本全体もそう。しかしそんなことを言うと、多くの人はこう言う「日本には素晴らしい技術があるから」と、、、、、、
私がいた当時から10数年経ちましたが、売り上げはずっと横ばいです。
当時から、私は同僚にモノを売るのではなく、アマゾンみたいにモノを売るサービスを売らなきゃいけないと言ったが、あまり理解はされなかった気がする。今のモノタロウ、アマゾン、アリババを見ればお分かりいただけるでしょう。
完