投資参謀 ~預金は借金です~
あっという間に10月になりました。お変わりないでしょうか?
さて、為替市場は146円になり、ニューヨークの株価などがまだ落ち着かない今日この頃、私も怒涛の日々過ごしつつ、おかげ様で何とかやっております!
久々のブログになりましたが、今だからこそ、書かねばいけないと思いました。
私は以前、債券について、いくつかブログを書きました。
今回はもっと会計面で掘り下げて、話をしたいとおもいます。
冒頭の図はいわゆるバランスシートです。
私は学生時代のアルバイトで会計データの入力をやっていた時期があり、その時から今もお世話になっている公認会計士先生に「銀行の預金は銀行にとって、借金だよ」と教わりました。それが今の私の礎になっているといっても過言ではないです。
皆さんは銀行にお金を預ける
↓
銀行にとっては借金が増える
という仕組みで世の中が成り立っています。
皆さんが銀行にお金を貸しているから、利息がもらえるのです。
銀行はその預かったお金を貸したり、国債、有価証券で運用したりして,
そうやってはじめて資産の部分に入ります。
では、同じ資金を貸すのに、もっと利息多くもらえる方法はないのか?って疑問が湧きますよね。その答えは、債券です。
同じ金融機関に預けるのに、円建て預金なら、0.01%だとしたら、債券なら0.5~1.5%くらいあったり、米ドルならば、米ドル預金の利率が今2-3%ならば、債券という形にすると、4-9%くらいあったりします。外国の銀行の仕組も同じく、世界屈指の銀行の定期やるくらいなら、その銀行の債券に投資したほうが、はるかにいい利率の利息がもらえます。 (期間の長短により、利回りの高低があります。)
もちろん、今のご時世、利上げなどの問題で、債券市場も少し乱高下していますが、根底にある部分は共通しており、短めの債券を選んで、投資するのが理想ではないかと思います。
円安で国内のブランド品が今年だけで2回(約20%くらい)も値上げしたり、日常生活用品もじわりじわりと値段を上げています。ただ、ものによっては、値段上げずに、内容量を減らす、いわゆるステルス値上げもありますよね。
値上げは決して悪いことではないと私は思っており、きちんとした適正価格を提示し、利益を出して、給与に反映し、世の中にいい循環を作ることができれば、必要不可欠だと思います。値下げ要求ばかりしていると、昨今のジェネリックの不正問題などにつながり、それが波及し、先発薬も手に入らないという悪循環に陥る可能性にもつながります。(薬剤師をされているお客様からの情報)
日本にいると、気づかないのだが、海外では、毎年すごい値上げ(インフレ)が続いております。うどん一杯が1000円~1500円、ラーメンは2000円、サバ定食が3000円くらいというイメージです。
では、日本にいる我々はどうしたらいいか、資産防衛という意味では、運用するしかないのですが、きちんと資産配分をして、株、リート、債券に分けて、やればよろしいかと思います。
今なら、過度に売られた債券が多数あり、リスクを取らないで、着実にインカム収入を得られる手段として、めったにないチャンスではないかと思います。
S&P500、ナスダックなどの指数も高値から25%くらい下がっておりますが、それは積立と一括と組み合わせればよいのですが、リスクを取って儲けるの株であり、リスク取らないで儲けるのが債券です。その性質に合わせて、使い分けしていけば、安心して増やせるかと思います。