投資参謀 大手川隆

世の中の不条理なことや仕組みに一石を投じる 

投資参謀  ~今年はどうなる?!~

ご無沙汰しております。

意外にもそろそろブログが見たい!!という声がありましたので、書きます。

 

既に2月の中盤に差し掛かってるわけですが、一番やはり気になるのは、今年はどうなるのか?ということじゃないかと思います。

 

ずばり、こんな感じではないでしょうか。

 

 

昨年は株、リート(不動産)、債券など、ほとんどの分野が利上げなどの関係で大きく値下がりした年です。

 

まずは世界の投資家が投資判断するうえで判断の基軸とする米国10年国債の利回りをみていきましょう。

30年チャート

 

22年から急に上がり始めたのが読み取れるかとおもいます。

 

 

アメリカ10年国債利回りの推移(30年間)

この利上げで、債券をはじめ、株、リートも売られました。

 

これに基づいてアメリカの各市場を見ていきましょう

 

最も影響を受けた市場 NASDAQ ヘッジあり、なし

NASDAQ市場

ダウジョーンズ  為替ヘッジあり

ダウ ヘッジあり

ヘッジなし

ダウ ヘッジなし

USリート  ヘッジあり、なし

USリート ヘッジあり なし

 

 

USハイイールド債券  ヘッジあり

USハイイールド  ヘッジあり

ヘッジなし

USハイイールド ヘッジなし

 

 

上記ヘッジあり=為替変動受けにくく設定してあり、純粋に株、債券などの価格がどう動いているのかがわかります。

 

一方ヘッジなしとは、為替変動を受けるので、本体の値段に為替を加えた値動きになっています。

 

我々は日本からの投資なので、昨年は利上げで円安になり、その代わりに本体の値段が下がっても、ヘッジなしコースで投資されている方は、円安がクッションになり、それほど下がってないように見えるのが事実でもあります。しかし、本体の価格を見たときに、ほとんどが下落しているのがわかります。

 

一方、大きく下がった年のあとは、大体あがります。V字回復まではいきませんが、ゆっくりと回復していくことがほとんどではないでしょうか。

 

昨年為替が150円で投資した方は、なんだか損をした気分かもしれませんが、当時投資された債券などは、利回りが高い時期にあり、今同じ債券を買おうとおもっても、実は本体の値段があがって、まったく利回りが違います。昨年と逆のことが起こっているわけです。ですから、冒頭の図の2番に書いてあるように、今年は円高のマイナスを、資産価格でカバーする年でもあるのではないでしょうか。

 

その中で、何に投資したらいいか、迷われる場合

まずはアメリカが一番堅いかと。世界の基軸通貨が米ドル、株、リート、債券など、市場規模が一番大きいのもアメリカ。
そのあとに、スイス、オランダ、などの質の良い国順に投資するのもありではないでしょうか。

 

一括が怖いという初心者の場合、上記4つ目で示しているように、時期をずらして投資する=積立投資するのが理想かと思います。

 

このブログの読者には説明するまでもないのですが、積立投資は、老若男女、誰がやっても、成功しやすいやり方です。

 

以上、今年も全力で相場と向き合いたいと思います。