投資参謀 大手川隆

世の中の不条理なことや仕組みに一石を投じる 

投資参謀 ~いつまで製造業に拘るのか~

いつまで書いても、雑誌の取材は来ないですねw

記者様、どなたか見てたら、お願いしまーす。

 

さて、こんなタイトルにしてしまいましたが、投資のみならず、就活されている人にも通用する話ではないかと思います。

 

証券会社時代、会社が出す推奨銘柄は大体トヨタソニーコマツなどの製造業中心でした。もちろん、オフィシャルアナリストが推奨していないと、万が一お客さんになんで勧めたの?根拠は?って聞かれても、当社のアナリストが・・・・という言い訳が効くのです。

まあ、私はそんな製造業系は基本買いませんが。。。

 

なぜ!!   皆様はいろんなメディアでよく日本は素晴らしい技術がある。こんなにもいいモノが作れるというコメントを耳にすると思います。しかし時代はもう21世紀です。

21世紀というのは、目に見えないモノが飛躍的に伸びれる時代なのです。

イギリスを見てください、モノづくりなんて子供がやることだと言って、とっくにやめて、金融立国になりました。

アメリカもほとんどがそう。GE、フォード、GMなどが業績不振に陥ったのは、モノを日本や諸外国に取られて、モノづくりの会社は衰退していったのです。一方、新しい会社がたくさん生まれて、世界をリードして来ているのは説明するまでもないでしょう。

アマゾンはモノを売っている会社じゃないですからね!!

お隣中国もそう。テンセントのマー社長がまだ創業して間もないの時に、ハイアールの社長にTV番組で自社の宣伝したら、私は使わないかなって言われたらしいです。でも今見てください。どっちが大きいか、一目瞭然ですね。

 

日本には100年近く続く会社が世界で一番多い国

なんて言葉聞いたことありませんか? これ、いいことじゃないですからね。新陳代謝がないって宣言しているようなもんです。

ツイッターでこのような素晴らしく的確に指摘する人がいました。

 

 

トヨタがガソリン車を造ろうが、EV車を造ろうが、車を造っていることに変わりはありません。例えるならば、ゴールが同じレールの上で、機関車を走らすのか、リニアを走らせるのか位の違いしかありません。

しかし、我々が今必要なのは、まったく違うゴールが敷かれているレールなのだ。いや、もしかしたら、レールは必要がないかもしれません。

すでに目に見えない経済大陸が目の前に広がっており、いやー見たことないからわからないなんて言っている場合ではないのだ。しっかりと業界を見極め、投資と就活にいかしていただきたい!!