投資参謀 ~投資対象として何が良いのだろうか~ 債券編その二
前回は途中で終わってしまい、申し訳ありません。
私と話をしたことがある方なら、必ず債券の事を耳にされたことがあるかと思います。スミマセン
結局目的は増やしたいから、何かいいのないの?ということになるわけですが、株は怖い、けど預金では満足できないから、その間をとって、債券がいいと私は思うわけですが、いかんせん、知名度が低い訳ですからね・・・・
ここでまた一つ例を
日本国内でトップクラスの利率を出せる会社があります。ソフトバンクです。
例えば5年満期、年率1.5%とします。(たまーに2%以上出る場合もあります)
定期預金では、0.15%とします。(そんなにないw)
定期預金の場合、満期時に初めて利息をもらうことができます(私はやったことがないので、それを聞いてびっくりw) ソフトバンクの社債なら、半年に一度利息をもらうことができます。ここで、よく突っ込みが入ると思うが、5年持たなきゃだめでしょ?
答えはいいえ、途中で単価が動くので、売ることもできます。上がった時に売ればいいだけです。まあ、多くの人は上がった時に売りたがらないのが現実ですが・・・
この場合、100円で債券を買い、満期時にSBが倒産しなければ、100円になって償還されますが、途中、102円になったり、98円になったりとかはします。98円の時に売る必要はないが、102円にもしなっていれば、向こう一年の利息が先に貰えると思えば、売却するという選択肢がいい場合もあります。
満期まで持たなくてはいけないことなんてありません、権利であって、義務ではありません。
買う前は〇年長いでしょ、といいながら、実際途中値上がりして、売却してくださいというと、いや、もうちょっと持ちたいという人に何人も出会いましたw
会計面から少し説明しますが、ここでは銀行を例に出します。
青い銀行があるとします。皆さんはそこに普通預金、定期預金をしています。
銀行側から見ると、皆さんからの預金は借金でもあります。
では、その銀行の債券を買うとどうなるか、実はおなじく、銀行に借金をさせることになるのです。
会計の知識がある方ならわかりますが、通帳を開くと、貸方借方が反対になっているのです。
つまり、預金しても債券を買ってもどちらも借金をさせているわけです。ならば、少し利率のいい方にシフトしたほうがいいんじゃないか?と思います。(まあ、定期やるくらいならね。)その銀行が潰れないと思うから、預金するのであって、もし使わなければ、定期より債券にしたほうが良いのです。
A=B B=C だから A=Cという図式が成り立つのです。
実際巷でよく聞くのは、〇〇銀行はつぶれないから、配当もいいし、株買っておけば銀行預金よりいいでしょという声ですが、これは理論的に間違っています。
株の場合、3%の配当もらうために、5%、10%平気で下がるし、減配というリスクもあります。まあ、日本の金融株のチャートを見て、買いたいとは到底思えないが・・・・・
東電もいい例です。東電の債券を買ったひとは損はしていないが、株を買ったひとの末路はおわかりですよね。
もちろん、金利1%未満の債券は正直買いたいとは思えません。ただ、様々な投資対象の中で、債券は知って損はない気がします。
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続きはまた今度。