投資参謀 大手川隆

世の中の不条理なことや仕組みに一石を投じる 

投資参謀 ~投資対象として何が良いのだろうか~ 債券編その一

これは永遠の課題でもあります。

多くの人は、投資=株というイメージが多いでしょう。もちろん不動産もそうですし、金、原油だってその一部です。

株のイメージは?と言うと、博打だ、ギャンブルだ、親には株には絶対手を出すななんて言われた人もいるのではないでしょうか。

 

そんなイメージを持っていたら、ファイティングポーズすら取ろうとは思わないでしょう。ちなみに、私は以前N〇Kの番組で、ある節約コンサルタントのインタビューで衝撃的発言を耳にしたことがあります。

その方曰く、夫の会社は残業時間が減ったので、毎月収入が2-3万減ったとのこと。電気、水道代、夫の小遣いw削れるものは全部削ったが、もうこれ以上は無理なので、どうやって増やそうかと考えた結果、外貨建て保険にしましたとのことですwww

まあ、この時点で突っ込み処満載なんですが、結局世の中はそんなもんなんです。情報弱者は常にカモられる。

 

株はよくわからないから、かといって預金では増えないから、保険だという発想は極めて危険です。

ならばどうしたらいいか。株が嫌なら、債券 

という選択肢があるのです

 

 

本当にわかる債券と金利

本当にわかる債券と金利

 

 

簡単にいいますと、債券は株と違って、少し変動はあるものの、満期時には額面が満額返ってくるということです。もちろん条件があり、発行体が潰れなければの話です。また、外貨建てになると為替リスクが絡んで来ます。時々、外貨建て債券をやると、損しているじゃないかという人がいますが、外貨ベースでは満額返ってきているのだが、円で換算すると、損している場合もあります。その場合、外貨を持ったままで次の債券買えばいいだけの話ですね。

株の場合、永久証券として、上がったり下がったり、どうなるかわかりませんが、債券は金利が約束されていて、ゴールが見えるんです。

 

なお、世界において、債券市場は株式市場の2倍ほど規模があります。

 

 

先ほどの節約コンサルタントの方が外貨建て保険(米ドル)にしたということだが、ならば米ドルで債券かった方がより賢い選択ができたわけです。

多くの人は保険は元本保証だとか、増えると思っているようですが、どうしてそれが成り立つのか考えたことがあるのでしょうか。保険会社や銀行がお金を金庫にしまっているだけで増えると思っていませんか? 答えは債券などで運用しているからです。

先ほど書いたように、債券は満期時には満額返ってくるから、この元本保証が言えるわけです。30年の保険に入るということは、30年国債買うのと一緒で、自分で直接債券買ったほうが儲かるわけです。

 

長期金利と中央銀行―日本における金利の期間構造分析

長期金利と中央銀行―日本における金利の期間構造分析

 

 

つづきはまた今度。地元の夏祭りに行ってきます