市場はこれからどこに向かうのでしょうか
またまた記事をアップしないといけない状況です。
本日は朝9時前から、楽〇証券主催 堀古英司氏による「新型コロナウイルス拡大で株価急落!今後の相場展開を読む」 というオンラインセミナーに参加しました。
先方はNYにいながら、我々向けに特別にやっていただき、有意義な時間を過ごすことができたセミナーでした。
私の目が間違っていなければ、堀古さんがちょっと顔が疲れているように見えたのです。理由はいうまでもないが。。。。 (じんましんが治らない人もいますので)
ちなみに、質問タイムで堀古さん、間違いなく疲れていると思われる出来事がありました笑
まず堀古さんの紹介をしますと、テレビ東京のモーニングサテライトによく出演している方です。
なんとなく見覚えはありますでしょうか?
本も出版されております。
さらに付け加えますと 関学時代にはアメフトで伝説のWR(ワイドレシーバー)として大活躍していたそうです。
さて、本題にいきます
前回のブログからまだ日にち浅いが、市場が想定以上に荒い動きをしています。
もちろん、理屈通りにいかないのがこの世界でして、こうだからこうなるはずだ!という考えは特に株においては危険です。それでも様々な指標を見ていくと、やはり売られ過ぎ感は否めないというのが、私たちの考えです。
もちろん堀古さんもその一人です。
今回のセミナーにおいて、4つの指標を掲示していただきました。
① S&P500益利回りとお10年国債利回り
この益利回りと国債利回りの差をイールドスプレッドといいます
「債券の利回りー株の益利回り」 これが大きくマイナスだと、株式が割安という指標ですし、逆になると、株式は割高ということです。
例
上の図の右端で最近の10年債利回り1%とし、益利回り6%とします。
1% ー 6% ➡ イールドスプレッド -5%
なお2011年9月時の状況(ギリシャ問題)
10年国債利回り2% 益利回り -9%
結果論ではありますが明らかに株式に投資すべきでしょう!ということになります。
逆にこのイールドスプレッドが+で最も高かったのが1999年12月だそうです。
10年国債利回り6.4%として、益利回り3.8% ➡ イールドスプレッド +2.6%
当時はどちらも行き過ぎたということになります。そのあと2000年のITバブルを迎えることに。。。。。
実際、分析する上でイールドスプレッドだけでなく様々なものがあります。
シンプルに言うと、配当利回りが10年債利回りを超えたら、株が割安です。
その逆転現象が起こったのは、今まで金融危機、ギリシャ危機、そして大統領選挙を控えた2016年後半の3回のみでしたが、今回もなんと大きく逆転しております。
③ VIX指数とその後のリターン
VIX指数とは恐怖指数を指しており、その数字が高ければ高いほど株価は下がるのだが、逆に言うと、大きく下がったあとはその分大きく値上がりすることとなる。
下図のVIX35-40のあとの1年間の上昇率は大体20%、3年間で大体40%
なお、今このブログを書いている時点での恐怖指数は63です・・・・・・・
耐えるのみです。
最後に為替について言及しました
「ちょっとあまり期待しないでください」だそうです。
利下げされた今、日米実質金利差がほぼなくなり、極端な円安はあまり期待できないかもしれません。もちろん、落ち着いてから、利上げに踏み切ったらまた違うかもしれません。
堀古さんのトークが終わり、最後に質問タイムがあったわけですが、
憧れの堀古さんと話すチャンスでもあり、私から一つ質問をさせていただきました。
私「もしお客様で株は好きじゃない、ほかにいい資産はないの?となった場合、何かおすすめはありますか?例えば私は今原油が下がったので、ロシア債券とハイイールド債券が理想と思っておりますが、堀古さんはいかがお考えですか?」
堀古氏「ああ、非常にいい質問ですね。(ありがとうございます^^) 強いて言うならば、高配当株は買わないほうがいい、逆に配当性向の安いもの、例えば銀行株(米国の)などが良いかなと思う。あとは金は今買わないほうがいいでしょう。米ドルが上がった時に下がってくるから」
私「あ、、ありがとうございます」(ちょっと困惑)
冒頭で堀古さんが疲れていると確信した理由はここです^^; 私は株以外の答えが欲しかったのに、出てきた答えはまた株でした。
このブログを書いている今、VIXは60超えているし、NYは今日も2000ドル近い下げをしています。しかし、前回のブログにも書いたように、世界最大の市場、アメリカはどんな時も乗り越えてきました。ぜひ今回も期待していただきたいと思います。
追伸 このような時こそ、積立投資の効果が発揮されます。乞うご期待!!