投資参謀 大手川隆

世の中の不条理なことや仕組みに一石を投じる 

投資参謀 ~令和始まって最もHotな案件 ドイツ銀行CoCo債~

読者の皆様

ご機嫌いかがですか

 5月だというのに、真夏のような日々が続き、私なんか株に集中していたもんで、歩いていると眩暈がする今日この頃。。。(書いてたのが5月末でした)

やはり健康が一番ですね。

 

 

さて、令和にもなり、テレビを見ていると、相変わらずいいニュースが流れない日々をすごされているかと思いますが、ご安心ください。 投資するのに、テレビや新聞の情報はほぼ役に立たないと思ってください。

ここで堀古さんのブログの言葉を引用させていただきますと

株式相場が下落すると、人々は下落している理由を必死に探し始めます。「自分が知らない悪材料を先に知っている投資家が売ってるのではないか」と不安になるからです。そしてその不安はメディアに対する情報提供の需要増加という形で表れます。視聴者も購読者もクリックも増えるでしょう。メディア業界が下落局面を優先的に取り上げるのはこのためです。そういう点では「11年ぶりの3年物と5年物国債の利回り逆転」はそのように不安になった人々の需要を満たすための格好の材料だったのでしょう。しかしこのような偽のシグナルにだまされていては、投資家として長期的にリターンを上げることはできません。

 

まさにその通り、ニュースを見ていると、毎日株を買うな!!と言わんばかりの内容しかないじゃないでしょうか。

 

ここで話を変わりますが、私は普段から株のみならず、債券を必ずと言っていいほと勧めてまいりました。

 

isstar0831.hatenablog.com

 その理由はもう言うまでもないのだが、今、この暑い6月に、熱さをさらにぶっ飛ばすHOTな案件があります。

それはドイツ銀行が発行する、2020年4月30日満期の米ドルだてCoco債です。なんと満期までの利回りが年率18%です!!

まず、リスクについて

1 会社が倒産するかどうか

2 為替リスク

3 Tier1が5.125%を下回ると、原本が削減される可能性がある

4 早期償還がしない可能性もある

 さて、一つ一つリスクを潰していけば、自ずと買いたくなることでしょう。

 

 

1 すでに満期まで11か月となりました。2年後にどうなるかは知りませんが、11か月くらいでしたら、大丈夫ではないでしょうか?

2 米ドル建て 万が一満期時に円高になっても、次の債券を米ドルで買えばいいだけです。そもそも世界の基軸通貨は米ドルですからね

 

 

3 5.125%が一つのラインなら、今はどのくらいなの?とお考えでしょう。

https://japan.db.com/jp/content/ir.html

今はなんと13.7%です 何度も申し上げますが、5年後、10年後はわかりませんが、11か月くらいでしたら、問題はないではないでしょうか

 

 

4 来年4月30日早期償還するか、しないかは状況を見て、会社が判断します。一般的には、経済合理性からみて判断するわけですが、市場の金利などの状況をみて、新しく発行するより有利なら償還しないし、不利なら償還させるということです。

例 今の金利 6.25% 新しく借り入れすると4%になるなら、償還させて、新しく借り入れしたほうがお得ですよね。逆に次に借り入れをするときに7%なら?このままの方がいいですよね。

この債券の場合、万が一早期償還しない場合は5年単位で米ドル5年物スワップレート+4.358%ですので、5年物スワップレートが2.3%だとすると、2.3+4.358=6.658%です

まあ、早期償還しないと、信用問題にもかかわるので、早期償還する可能性は高いではないでしょうか。

 

債券は株と違い、ゴールがあり、心配する要素も少ないのがメリットです。

 

以上のリスクを踏まえて 

ドイツ銀行CoCo債の安いところは買いでよいのではないでしょうか